2020年4月１日に日本生殖医学会より、新型コロナウィルス感染症に対する声明が出されました。

【日本生殖医学会　声明】http://www.jsrm.or.jp/

現時点においてこのウィルスが妊娠初期の胎児に及ぼす影響が明らかでないことや、妊婦が感染した場合の治療薬がないことなどから、延期が可能な不妊治療については延期を患者様に提示することが推奨されています。

当院ではこの声明を受け、院内スタッフ、また産科を有する母体となります東京衛生アドベンチスト病院責任者とも協議を重ねました。

その結果、不妊治療においては置かれている状況やお身体の状態が個々に異なるため、患者様それぞれに対して、当面の治療の方向性を相談させていただくこととしました。

今後もタイミング指導、人工授精、体外受精・顕微授精の治療は継続してお受けになることが可能です。

ただし現在の感染拡大のスピードを勘案しますと、現状妊娠成立された場合のリスクは軽視されるべきことではなく、医学的に治療延期が可能な方と判断される場合には、延期をお勧めしてまいります。また、凍結胚の移植に関しましても原則延期をお勧めします。

引き続き当院の患者様や職員への院内感染防止の観点から、以下の対応を継続させていただきます。

ご来院の患者様は、必ず当日以下をご確認ください。
・来院前に必ず体温測定を行い、37.5℃以上の場合は来院をお控えください。
・熱がなくても咳・鼻水の症状や倦怠感があったり、体調がすぐれない場合も来院をお控えください。
・感染者または感染が疑われる方と接触した方は、症状がなくても来院をお控えください。
・来院は患者様ご本人、検査を受けられるご主人様のみとします。
・ご家族、ご友人などの付き添いはご遠慮ください。
・当面の間、院内の採精室はご利用いただけません。

 

また今後状況によっては急遽、診療時間の短縮や外来の休止、再診予約枠の制限・閉鎖を実施する可能性があり、患者様に予約時間の変更をお願いする場合もあります。

なお、ご不明な点等ございましたら、代表電話(03-5335-6401)にご連絡ください。
皆様のご理解とご協力を、何卒宜しくお願いいたします。

付記：掲載内容は、今後の状況等により変更する場合がありますので、くりかえしご確認いただきますようお願い申し上げます。